ついに鹿児島県・志布志港に到着！
大海原の真ん中から見る景色は初めてなので、部屋の窓から流れる景色に目を奪われながら下船を待ちます。

普段の旅行だと移動で疲れが溜まってしまい、旅先での初日はあまりアクティブに活動できないことも多いですが、フェリーでしっかりと休めたのでエネルギーの充電はばっちり。

下船の時間が近づくと、デッキやフロアのソファに出て景色を楽しみながら下船を待つ人の姿が多くなってきます。

鹿児島に到着して、まずはお腹が減ったので腹ごしらえ。
港がある志布志市内にある、本格カレーがいただけるモダンなカフェ「Meals and Grind/Drive Inn」へ。
コンクリート打ちっぱなしのモダンな店内は、大きな窓から太陽がたくさん入ってきて心地の良い空間。お邪魔したのが平日だったにも関わらず、男女問わずたくさんのお客様で賑わっていました。

チキンカレーをオーダーしたのですが、運ばれてきたのはそれ以外の味のカレーやスープも少しずついただける大満足なプレート。
ガツンとスパイスの効いた、カレー好きには一度食べてみてほしいと思うほどの美味しいカレーでした！

カレーだけではなくコーヒー豆やスイーツの販売もしているので、カフェタイムにもおすすめです。

お腹がいっぱいになったところで、とても楽しみにしていた「写経・座禅」の体験へ。

まずは写経の体験から。
文字を綺麗に写すことが目的ではなく、まずは心を整えるところからスタートします。
最初にご住職に言われた通りに目を閉じ、周りの風や、木々、鳥、虫、今まで当たり前でしっかりと聴こえていなかった音に耳を澄ませます。

過去、何百年も前に同じ風を感じていた人たちが歴史を紡いできてくれたことで、私たちが生きる今があることに感謝をしながら、一文字一文字未来に想いを馳せながら丁寧に書いていきます。

そして、写経が終わった後には座禅。
「今持っているものや地位は全て忘れて、呼吸に集中すること。自分の呼吸一つ整えられない人は、自分を整えることはできない」
というご住職の言葉が胸に深く刺さりました。

最後に、完成した写経の紙に判を押してもらい、お守り袋をいただいてその中に自分で心を込めて書いた写経を入れ、お守りを持ち帰ることができます。

写経、座禅と聞いた時、単に一つの体験アクティビティと思っていた自分が恥ずかしいくらい、自分を見直す素晴らしいきっかけとなりました。
ぜひこれを読んでいるみなさんには心からおすすめしたい体験の一つです。

※大慈寺に行ったら必ず体験ができるというわけではありません。
この体験が素晴らしく貴重なものであると同時に、体験を受ける人の心持ち（どんな思いで受けたいのか、どれくらい真剣に体験を受けてくれるか）をご住職はとても大切にされていますので、しっかりと考えた上で体験の予約をされてください。

大慈寺での体験に感動しながらも、日が暮れてきてしまったので急いでコスモスロードへ。

車道に面して突然目の前に広がるコスモスロードは、約2kmに渡って広がるコスモス畑。
晴れている昼間に見たら一面ピンク色で、さらに美しかったことと思います。
真ん中に人の歩ける道が通っているので、写真撮影がしやすいのも女子旅には嬉しいですよね。

見頃は10月末〜11月上旬。今年の旬はもう過ぎてしまいましたが、ぜひ来年、見に行ってみてはいかがでしょうか。

本日のお宿、「KOTOBUKI HOTEL」にチェックイン。
元は雑居ビルだった建物をリノベーションしてできたライフスタイルホテルです。
東京でレストランの立ち上げなどを手がけた後にKOTOBUKI HOTELのオープンに携わったスタッフさんが、直接ホテルの細部まで案内してくださいました。

KINTOのカップを使っていたり、HAYのチェアが置いてあったり。
インテリアや空間デザインに細かいところまでこだわることで、「心地よさ」を実現しているホテルでした。

KOTOBUKI HOTELのもう一つの魅力は、歩いて行ける距離にカフェや飲食店がいくつかあり、街ごと楽しめること。

近所のバルに夕食を食べに行く前に、ホテルにあるBARを案内してもらいました。
BEBUという名前のバーは、鹿児島弁で「牛」という意味だそう。
店内は、バーでありながらレストランに近いイメージの空間。
半地下になった座席のデザインが珍しく、もう少し時間があったらここでゆっくりと時間を過ごしたかったと思うような素敵なバーでした。

夕食を食べにお邪魔した「Bee」はこの日がプレオープン日。

キッシュやフライドポテト、スープに至るまで全てがオーガニックな食材から作られた、店主こだわりのメニュー。
ナチュラルな味なのにしっかりと素材の旨みが活きていて、全てのメニューが一口目で感動してしまうお味でした。
気さくな店主との会話も楽しみながら、おすすめワインをいただくのがおすすめの過ごし方です。