翌日、朝早く起きて向かった場所は「蹴上インクライン」。ここは廃線跡地を美しく囲む桜風景が有名で、桜シーズンは夜明け前から多数のカメラマンと観光客が集まります。

朝できるだけ早くに到着したつもりだったのですが、すでにたくさんの人であふれていて、線路と桜の共演写真は撮ることができず・・・。定番カットを撮るには何時に来ればいいのだろう、と途方に暮れてしまいました。笑

蹴上インクラインから歩いて5分ほどの場所にある「南禅寺」。そしてさらにその先に位置する哲学の道まで歩いて、桜景色を堪能することに。

かなり歩きましたが、桜の写真を撮りながらだと、時が過ぎるのはあっという間。哲学の道は長いので、途中まで歩いた後に、蹴上駅に戻るために引き返しました。

哲学の道から蹴上まで戻る途中に発見した、「ブルーボトルコーヒー京都カフェ」。京町屋をリノベーションしたお店がとても素敵で、吸い寄せられるように入ってしまいました。

洗練された空間でこだわりのコーヒーが飲める場所。控えめに記されたブルーボトルのロゴマークがとても可愛く、せっかくなので桜を眺めながら味わいました。

京都中心部の桜景色を堪能した後は、少し足を延ばして伏見区へ。伏見港公園の中を15分ほど歩くと、十石舟と桜の共演を目にすることができます。

河川の両側を満開の桜が覆い、その中をすっと通っていく十石舟の姿は圧巻の美しさ。シャッターチャンスを狙うもなかなか難しく、何度も舟の往復を待つ時間が必要でした・・・！

伏見港公園を後にし、この旅の最終目的地である「背割提」へ。関西屈指のお花見スポットであり、先ほどの伏見港公園からは京阪電車で2駅ほどの距離です。（どちらも駅から歩く時間が長いので、時間調整にはお気を付けください。）

人気のお花見スポットということで、午前中からお昼にかけては人でいっぱいになるのですが、お花見客が帰り出す夕方の時間帯は観光におすすめ。比較的人が少ない中でゆっくりと桜を鑑賞することができるので、写真を撮ることが好きな方にもおすすめな時間帯です。

京都の桜景色を存分に堪能した2日間。桜を追いかけてせわしない旅になってしまいましたが、1年に1度の貴重なシーズンをじっくり楽しめたことで大満足の旅になりました。

満開の桜が彩る京都は格別の美しさを誇るので、まだ行ったことがない方は、今後ぜひ訪れていただけると嬉しいです。