新幹線で山形県は大石田駅まで向かいます。東京からだと3時間弱で着いてしまうんですね。早い！もちろん羽田空港から山形空港まで飛行機で向かうことも可能ですが、曜日によってはフライトがない日もありますので注意が必要です。

福島県を過ぎた辺りで車窓からは綺麗な紅葉と雪景色を同時に見ることが出来ました！このような美しい風景が見られるのも新幹線や電車の旅の醍醐味だと私は思っています。とても綺麗で銀山温泉への期待も高まります！

大石田駅に到着しました！ひんやり冷たい空気に東北を感じます。駅の改札には扉が付いていて、さすが雪国は違うなぁ！と寒さ対策に感心しました！

ここからはお宿の手配でお迎えに来てくれていたタクシーに乗り込み銀山温泉を目指します。
その道中にあった徳良湖(とくらこ)という溜池は花笠音頭が生まれた場所なのだと運転手さんが教えてくれました。溜池とはいっても外周は3km程あり、冬には白鳥や鴨なども飛来するんだそうです。
またこの地域はスイカの名産地だそうで、スイカ畑や直売所などがあちらこちらにありました。

30分程で銀山温泉に到着しました。川沿いに温泉街が続いていて風情があり、山の紅葉もばっちりでお天気も良く気持ちがいい。お宿のチェクインまで時間があるので、一旦荷物を預けてお昼ご飯を食べに行きます！

山形はお蕎麦が有名。せっかくだから美味しいお蕎麦が食べたい！と思って向かったのはこちらのお食事処「伊豆の華」。温泉街を眺めながら、古民家の落ち着いた空間でお食事を頂けるので、散策の合間の休憩にはぴったり。
ランチ、カフェ、ディナーと時間帯によってメニューも変わります。人気No.1は「揚げナスおろし蕎麦」。温かい揚げナスおろし蕎麦もあるので、その味を冬でも楽しめます！メニューには他にも美味しそうなものがたくさんありました！1階にはお土産も販売されていますので、是非チェックしてみて下さい！

【伊豆の華】
営業時間　不定休 11:00〜22:30

宿へ戻ってチェックインを済ませます。今回泊まったのは「藤屋」。建築家である隈研吾さんによってリノベーションされた和モダンな旅館で、温泉街のちょうど真ん中に位置しています。
エントランスには水が張っていてそこにさりげなく看板が。おしゃれ！

案内されたお部屋は広々としており、無駄なものがないシンプルな造り。部屋番号もありません。埋め込み式の間接照明と外からの光で客室内はいい雰囲気♡プライベート重視なので客室も全部で8部屋しかないそうですが、全てのお部屋が川に面しているため眺めもばっちりです！

お茶菓子を頂いて休憩していたら雪が降ってきました！これはこれで風情があっていい感じです。温泉街を散策したいので、止むまでちょっと待つことに。

雪も止んだので和装で温泉街を散策することに。着物は温泉街にある貸衣装「あいらすげーな」で借りることができるのですが、この日はお店がお休みだったため前もって宿に届けてもらっていました。ちなみに自分でも簡単に着付けられるように作られているので初心者でも安心です！

和装で温泉街を歩けば、まるで大正時代にタイムスリップしたような気分になります♪温泉街自体はそう大きくなく、徒歩10〜15分程で端から端まで移動できちゃうくらいコンパクトです。毎日決まった時間になると川沿いのガス灯が灯る様子もレトロ。段々と暗くなっていく街並みはとても風情がありました！

お部屋で夕食を頂きます。藤屋でのお食事は一品ずつ出される懐石スタイル。お腹ぺこぺこだったのですが、胃袋が追いつかないほど次々と美味しい料理が出てきました！味だけでなく、盛り付けなどは見た目にも華やかで写真映えもします。
使う食材は地元の名産もあり、前菜、お刺身、焼き魚、お肉、お蕎麦、お鍋、そして締めのデザートはフルーツが盛り盛りでした！夏だとイワナの塩焼きが出てくるようなので、違う時期に再び訪れた際にはまた違った味覚が楽しめそうです。

食休みをしたら温泉に浸かります。館内には趣の違った貸し切り風呂が5種類あり、24時間いつでも入ることが出来るんです！
竹のお風呂、石風呂、ひばのお風呂、地下のお風呂、半露天風呂、と個性的な貸し切り風呂はこの旅館の人気理由の一つ。それぞれのお風呂の前に館内専用のスリッパがあれば使用中、そうでなければ誰もいないので扉の内側から鍵をかけてしまえば個室でゆっくりと温泉を楽しむことが出来ます！
8部屋の客室数に対して5つの貸し切り風呂なので、大抵の場合は待ち時間もなくどこかのお風呂に入れるのも嬉しいところ♡
私は写真3枚目のひばのお風呂が1番好きでした！

旅館の中を探検してみます！館内は間接照明によって程よい灯りが漏れ、落ち着きがあります。また、シンプルな中にも竹細工が使われるなど和モダンと言うに相応しい内装です。どこを切り取っても客室内同様無駄がなく、居心地の良い空間になっている素敵な旅館です！ロビー横にある階段は上から下まで竹細工で覆われていて、ここでおしゃれな写真が撮れました！

この日はこれにて終了。
お部屋に戻って明日に備えます。

Day2 》次の日は、温泉街周辺を散策します。
https://tabi-muse.com/collections/view/2372/2