朝日が気持ち良い。昨日着いたのが夜だったので、日が登って部屋の窓から見える景色に大興奮。

「ラクダがたくさん！広大な砂丘！ここ、サハラ砂漠だ！！！」

砂漠といえば、青い衣装を身をまとったトゥアレグ族のブルーマン（ベルベル人で砂漠の遊牧民）。憧れのブルーマンに少しでも近づきたくて、私もこの日は青いワンピースに♡

四駆ツアーがはじまると、巷ではクレイジードライバーの異名を持つOmarさんが登場。本当にお茶目で愛らしい方でした♡

四駆に乗ると彼のおちゃめさがさっそく発揮！！まずは、砂漠のお山を物凄いスピードで走り抜けます。アップダウンが激しいからまるでジェットコースター。「気持ちがいいから、屋根に上がってみて！」とOmarさん。

確かに車内よりは眺めがいい...と思ったら、急発進。しかもドライバーのOmarさんは車の外で笑っている！！？

その後も走行中の車上に立ってみたり、車上に座っているのに物凄いスピードで走ったり、振り落とされまいと必死にしがみついた私たちはハリウッドのスタントマンになった気分でした。

※もしこのツアーを申し込んだときに、クレイジードライバーのOmarさんが担当だったら、スピードにはちょっぴり気をつけてくださいね。笑

砂の粒子が細かくサラサラふかふかな砂漠地帯がどこまでも広がります。右も左も砂漠、砂漠。遂に憧れていたサハラ砂漠！

足元を見ると野生のスイカがそこら中で自生していました。私の足と比べてもかなり小ぶり。

砂漠地帯でも奥深くまで根を伸ばすスイカは元気に育ちます。ちなみに、そのお味はあまり美味しくなくて、食べた者の具合を悪くさせてしまうから"悪魔の実"と呼ばれているそう。

砂漠ではSUICOKEのサンダルが大活躍！脱げにくくて、軽くて、砂が入ってもへっちゃらなタビサンダルは、砂漠歩きをスムーズにしてくれました。

❤︎Item
SUICOKE（スイコック）BITA-V/サンダル
¥18,700(税込)
Vibramソールを採用していて、履き心地も抜群。

このツアーでは、ブラックデザートや、アルジェリア民族演奏会への参加、遊牧民族のテント訪問、砂漠ピザのランチ、フェネックとの触れ合い、化石・鉱物探索、蜃気楼体験、砂漠の街のお買い物などなど、たくさんの楽しむ要素が入っているお得なプラン。

当初は暇つぶし程度に申し込んだはずが、全力で楽しませてくれるOmarさんのおかげで最高の思い出になりました。

日が沈みはじめて肌寒くなってから、砂漠のど真ん中にあるキャンプ地に向けての移動が始まります。

さっきのツアー最後に立ち寄ったお土産屋さんで買った、スターウォーズのジェダイ風マントを着ていざ砂漠へ♡

ラクダに乗る時って意外と恐いんです。綺麗に折り畳まれた脚は実はかなり長くて、前足から立ち上がると後ろに大きく揺さぶられて、ラクダの身体に必死に捕まらなければ振り落とされます！笑

ラクダ使いの方がキャンプまでの道なき道を案内してくれる途中、サンセットスポットでは撮影・休憩タイムを挟んでくれます。

砂漠のど真ん中に突如現れた白いテントが今日の寝床。もちろんシャワーも水道もありません。夜には焚き火の周りにみんなで集まり、民族音楽を楽しんだり、一緒に踊ったり、流れ星を探しに夜の砂漠に繰り出したりして...

寝る間も惜しんで大粒の流れ星を数えていました♡

「毎日楽しい。だけど時々ちょっとツライ。」なんて冗談をいいながら和ませてくれるトゥアレグ族の子たちは、みんな純粋で、日本が大好きだったのが嬉しかったな！

翌朝、日が登らない4時ごろにキャンプを出発。Riadに向けて真っ暗闇をラクダに乗って移動しましす。静かな砂漠で、ラクダの足音だけがサクッサクッと響き渡っていました。

右も左もあってないような砂漠を月明かりだけを頼りに歩みを進めるトゥアレグ族の青年。無事にRiadまで送り届けてくれた後、ラクダとお話ししながら暗闇に溶け込む後ろ姿がすごくかっこよかったです。

口数は少ないけど、絶大なる安心感と優しさを感じて、モロッコで恋をする女の子の気持ちがちょっぴりわかった気がした瞬間でした。笑

〜〜〜

「何でもっと早くにサハラ砂漠に来なかったんだろう。」何度も何度も呟くほど素敵な場所です♡

モロッコへの旅に出かける際は、是非サハラ砂漠まで足を伸ばしてみてください。

そして後編は、マラケシュの魅力をお伝えします！